タクシー(コンフォート)のエアコン修理の依頼。
「ガスが入っているのに冷えない」という症状。
ゲージマニホールドを接続し、圧力のチェックをすると、正常値よりも 「低圧の数値は高く、高圧の数値は低い」コンプレッサーの故障。
ここまではよかったのだが、このコンプレッサー、DENSO製ではない。配管の取り回しも、純正とは違う。つまり、社外品。広島に住んでると知らなかったのだが、取引先に話すと、コンフォートは東京・大阪・名古屋あたりでは、社外品のエアコン取り付けられた車が、結構あるそうだ。地方は、都会のタクシーを中古で買ってくるので、古い車輌ではこういうのが出てくる。
メーカーは、ユニクラ。名前は聞いたことあるけどお目に掛かるのは初めて。海外向けに、メルセデスベンツのDENSO製と載せ替えが出来る安価なコンプレッサーを売っている会社だ。
しかし、コンフォート用のコンプレッサーは、リビルト品は無いし、新品もない。おまけに修理も出来ないそうだ。でも、ダメもとで電話した取引先の社長の一声に救われる。「新品、1個在庫あるよ!」ラッキー!少々高かったけど、早速送ってもらう。
ドンピシャ!修理もあっけなく終了。
レシーバーは在庫品を加工して取り付けました。
エキパンは、例のサイクル内洗浄マシンを使用して解決。
タクシーはこの季節にエアコン無いと商売あがったりだからね。