前回の、ヒューズが溶けた場合の修理で使用する、ヒューズボックスの紹介です。
ヒューズが溶けた場合、ヒューズボックスも通常溶けます。この時、ヒューズボックス側のヒューズと接触する部分は高温になったときに酸化してしまって、通電が著しく悪化しています。そのまま無理矢理ヒューズを差し込んでも、電気抵抗が大きくなっているので、また熱を持ち、前よりも早くヒューズが溶けてしまいます。
このヒューズボックスを使ってバイパスさせて修理します。
溶けたヒューズボックスの裏側から配線を取り出し切断します。
切断した配線とヒューズボックスの配線を接続し、バイパスさせて回路を作ります。
こうすることで、再発を防ぐことが出来、本来のヒューズの役割も修復できます。
ちゃんと修理することは簡単なことですが、部材を手に入れにくかったり、めんどくさがったりすると、上手く修理できない会社もあると思います。
適正な位置にヒューズを入れることで、思わぬ事故を防ぐことが出来ます。
車両火災や、電装品が作動せずに危険な目に遭遇しなくてすみますよ。